スキーキャンプ
オーストリアブンデススキーアカデミー5日目
2010.02.23

5日目滑走ゲレンデ:サンクリストフ⇒ガルツィッグ⇒バルーガ⇒テュールス⇒ツーグ⇒オーバーレッヒ⇒レッヒ(バス)⇒ステューベン⇒サンクリストフ

昨晩のサプライズディナーから翌朝、さすがに他グループはまったりと新年初日を過ごしていますが、集合場所に集まった私達にまたサプライズが!!

パトリック教師からバルーガからのオフピステ滑走を行うかも知れないと・・・ 

バルーガとはアールベルグスキーエリア、リフトで上がれる最高峰2811mの山頂、360度遮るものが何もない展望台もあり、通常は展望のみに訪れるためスキーの持ち込みも禁止になっています。アカデミーの教師たちも天候や雪質そして安全が確認された時にトレーニングに訪れる場所です。許可されたマウンテンガイドのみ上級者のスキーヤーのガイディングが可能で今回はそのガイド役をノーベルト主任教官が買って出てくれました、ホント感謝です。パトリックも始終ノーベルトからスキーヤーのハンドリングや、安全確保の方法、そして滑走ラインの選択を教えてもらいながらの模擬ガイディングと言うことで、勉強になったと言っていました。

早速、ビーコン(雪崩用電波発受信機)の装着、不安と興奮が入り混じった表情で神妙になっていきます。

サンクリストフからガルツィッグ、そしてバルーガ1・2のゴンドラを乗りつぎバルーガの展望台へ、遥か遠くの山々まで見渡せ今自分自身がヨーロッパアルプスのど真ん中に立っている事を再確認した後、ノーベルトやパトリックと記念写真。その後は2811mのバルーガからテュールスへ標高差1095mの大滑降となります。滑りだす前は山の稜線上を踏む外さないようサイドステップでゆっくり足場を確保しながらスタート地点まで、この区間が一番緊張したでしょうか。スタート地点に到着後、まずはノーベルトが模範の滑りでシュプールの一切ついていないバルーガの大斜面を駆け下りていきます。すり鉢状の底部から横にそれた安全地帯に到着すると、ようやく一人一人ストックで合図しスタートを促します。講習生それぞれが急斜面でターンの落差をとったシュプールを刻み、中には途中でスキー板が雪に捕まってしまう人も・・・風の音すら聞こえない無音の中、人工的な建造物が一切見当たらず、見えるものは自分の下に広がる広大な斜面、自然の真っただ中で人間のスケールを改めて考え、そして自分自身のトラックを刻みその喜びを仲間と分かち合う、これぞスキーの醍醐味という物を味わいました。このような斜面を3本ほど滑り降りようやくテュールスへ、途中講習生だけで横一列にパウダーを滑り下りその写真もしっかりパトリックに撮ってもらいました。

講習最終日にして、最高のスキーを体験し気分的に満腹状態の講習生でしたが、ノーベルトは昨日レッヒまでのクルージングでは曇り空だったことを聞いていたらしく、天気の良い本日にもう一度レッヒまで行こうと提案してくれました。この提案に乗らない手は無く、ノーベルト先導のすぐ後ろを皆競って追っかけて滑り、あっという間にレッヒへ到着。

そこからバスでステューベン、そしてサンクリストフへ戻ってきました。 また途中ノーベルトが連絡を入れてくれていたらしく、レストランでは遅い昼食を用意してくれ、その気遣いにも感謝しました。今回スキー滑走可能日が5日間と短い感じがしましたが、広大なスキー場を縦横無尽に案内してくれたパトリック教師、そしてスキーでの移動のみでこれだけの滑走距離を稼げるアクセスの良さ、最終日にバルーガからのオフピステへと気を遣い連れ出してくれたノーベルト主任教官、最後にオーストリアスキーアカデミーへの特別体験入学を認めてくれたベルナー教授、そしてこのツアーに賛同し参加し、最後まで怪我なく滑り切ってくれた講習生の皆さんに感謝します。2010~2011の来シーズンはここサンアントンにてインタースキーも開催されます、ハッピーニューイヤー企画とインタースキー企画として同様のツアーを開催するつもりです、興味のある方は是非ご参加いただければ幸いです、宜しくお願いいたします。